新規事業支援サービス「FusiONE(フュージョン)」

デジタルテクノロジーを活用したクライアント企業の新規事業における立案から実行まで、多彩なケイパビリティのワンチームで、トータルに支援するDXコンサルティングサービスです。

昨今、新規事業開発におけるサイクルのスピードはかつてないほど速まってきています。また、アジャイル型※1の事業手法が普及するなか、ビジネスコンサルタントを中心としつつも、エンジニア、マーケター、プロダクトデザイナーなど、開発のフェーズやテーマに応じた柔軟なチーム組成が不可欠です。Hakuhodo DY ONEは、立案から実行までの全プロセスを自社内専門家チームで支援する新規事業支援サービス「FusiONE(フュージョン)」を提供しています。柔軟に反復・改善を繰り返しながら、より市場にフィットした新規事業をともに生み出し、デザイン経営を実現しましょう。

FusiONE(フュージョン)とは

ケイパビリティ

①右脳要素(発想やデザイン)、左脳要素(ロジックや分析)の両面を兼ね備えた専門家チーム

新規事業開発においては右脳要素と左脳要素の統合が欠かせず、それには多彩な人材の確保が必要になります。マーケティング領域でも豊富な実績のある当社では、ビジネスコンサルタントのみならず、新規事業に必要なあらゆる専門家を混成したチームの編成が可能です。また、全プロセスを通してビジネスコンサルタントが伴走することで、状況に応じてメンバーを変えながらもワンチームでトータルに支援します。

②マーケティングまで見据えた、地に足のついた事業創造

立案からローンチ後のマーケティングまで、クライアント企業の新規事業における全プロセスに一貫して伴走するからこそ、最終地点を見据えた事業計画の提案・実行が可能です。また、これまでマーケティング領域で培ってきたさまざまな商材に対する知見を基に、現実的な事業創造を目指します。

③デジタル技術支援により、サステナブルな新規事業開発プロセスの実行が可能に

新規事業はひとつ立ち上げれば終わりというものではありません。新規事業アイデアが社内から恒常的に生まれるための仕組み作りや人材開発、AIをはじめとするデジタルテクノロジーを活用したリスキリングを通じて、クライアント企業が将来にわたり自律的に事業を創出し続けることができるよう支援します。

主なコンサルティング領域

①サービスアイディエーション

デジタルテクノロジーを活用し、クライアント企業のビジネスを大きく変革しうる新規事業を共創するため、独自のアイディエーションプログラムを通して、AIやWEB3.0※2を活用したビジネスアイデアを探索します。また、一過性のものにとどまらず、新規事業のアイデアが社内から恒常的に生まれる仕組み作りや、そのための人材開発も支援します。

②マーケットリサーチ

新規事業開発においては、PEST分析※3をはじめとしたマクロ環境調査※4から、ミクロ環境調査※5としての生活者や競合企業の調査に至るまで、幅広い市場調査が必要となります。当社ではビジネスコンサルタント、ストラテジックプランナー、UXデザイナーをはじめとした多様な専門家がチームを組み、フォーカスグループインタビューやプロトタイピングなど、プロジェクトの目的に合わせた最適な手法を組み合わせることが可能です。

③事業戦略策定

マーケティングにおける豊富な実績や知見を活かし、5~10年のロードマップを策定します。その際には、新規事業を軌道に乗せるために必要な直近のプランと、ビジネスインパクトを最大化していく中長期プランという双方向の視点が欠かせません。新しい商品やサービスのターゲットとなる層の受容性を事前調査しながら、より効果的な3ステップの戦略を提案します。

④PoC※6 / PoV※7 / PoB※8

計画化した事業の実効性、投資対効果、ビジネスモデルとしての実行性を、ビジネスコンサルタント、エンジニア、クリエイター、マーケターなどの混成チームが迅速かつ多角的に検証・評価します。概念、価値、ビジネスの各段階において実証実験をおこない、その都度、必要な情報収集・分析を繰り返し、実行性を確かめていきます。

⑤ビジネスローンチ&グロース

事業戦略が完璧でも、マーケティング戦略が研ぎ澄まされていないと十分な効果を発揮することができません。当社はビジネスの価値を市場に伝え、競合との差別化を確固たるものにするマーケティング戦略の立案・実行も伴走支援します。さらに、ローンチを経て新たに発見したニーズや可能性を踏まえ、マーケティング手法を変える、あるいはマーケティングの結果をもとにプロダクト開発を進化させるなど、状況に応じて柔軟にチームを編成し、事業のサステナブルな成長を実現します。

エキスパート

DXビジネスコンサルティング機能を中心に添えつつ、デザイナーやエンジニア等との混成体制を構築した独自サービス
中原柊
中原柊
DXコンサルティング本部
シニアマネージャー

大手コンサルティングファーム、法人向けスタートアップを経て、現職。事業リードとしてDXコンサルティング事業および組織を立ち上げ。メディア/Webサービス/通信/エネルギー業界を中心に、DX企画、CX改革、事業戦略、マーケティング戦略、生成AI実装、販促領域などに広く携わる。博報堂DYグループ全体でAI活用を進めるHCAI Instituteにも所属。主な著書に『DXの真髄に迫る』(共著/東洋経済新報社)。
福原寛
福原寛
DXコンサルティング本部
シニアマネージャー

学生起業、大手コンサルティングファームを経て、現職。保険/通信/ハイテク業界を中心に、営業・業務領域における企画~実行フェーズのプロジェクトを多数経験。近年は事業戦略の策定にも注力し、既存アセットを活用した新市場開拓を得意とする。クライアントと二人三脚で事業構想から市場投入、スケールアップまで一貫したサポートを志向。

※1 アジャイル型:大規模な計画や長期的なスケジュールではなく、小さな作業単位で実装とテストのサイクルを回し製品・サービス開発する手法。
※2 WEB3.0:ブロックチェーン技術を基盤に、暗号資産等のトークンを媒体として価値の共創・保有・交換をおこなう経済。
※3 PEST分析: Politics、Economy、Society、Technologyの頭文字を取ったもので、外部環境を4軸で分析するフレームワーク。
※4 マクロ環境調査:企業の外部環境のうち、単独では統制不可能なもの、社会の流れを捉える調査。
※5 ミクロ環境調査:市場の規模や成長性、流通チャネルの構造、顧客動向など企業によって準統制可能なものに対する調査。
※6 PoC:Proof of Conceptの略で、新たなサービスやアイデア、技術などの実現可能性や効果について検証する作業。
※7 PoV:Proof of Valueの略で、新たなサービスやアイデア、技術などが実際にどの程度の価値をもたらすかを検証する作業。
※8 PoB:Proof of Businesの略で、新たなサービスやアイデア、技術などがビジネスとして成立するかを検証する作業。