令和シニア研究所

令和シニア研究所とは

近年、70代のシニア層におけるスマートフォンの所有率は80%を超え、また、60代でのインターネットの利用率も他の世代とあまり変わらないという調査結果も出ています。新型コロナウイルスの流行や高齢者のスマートフォン所有率の増加に伴い、日常的にインターネットを活用するシニア層は「令和シニア」と呼ばれ、いま注目を集めています。また、シニア層のSNS利用率は年々増加傾向にあり、デジタル接触機会が多くアクティブな「令和シニア」は、今後の企業のマーケティング活動において重視すべきターゲットであるといえます。

令和シニア研究所は、このようなコロナ禍を境に急増した現代のシニア像を分析・研究するマーケティング組織です。Hakuhodo DY ONEの戦略プランナー・クリエイター・メディアプランナーなど、さまざまな領域のスペシャリストが結集し、シニアマーケティングをテーマとした最適なメディア選定やSNS施策などの研究、ソリューションの開発をおこなっています。

シニアマーケティングの領域は、例えば同じ65歳であっても家族構成や健康状態、収入などによって一人ひとりがまったく異なるインサイトを有しており、N=1マーケティングとも呼ばれます。しかし、だからこそオフライン・オンライン施策ともに最適なコミュニケーションを模索できる可能性があると私たちは考えます。

「令和シニア研究所」は、令和シニアの行動傾向やインサイトを徹底的に分析し、広告施策において最適なアプローチを研究しています。私たちは、シニアの方々にとっても社会全体にとっても、心地よいコミュニケーションの実現を目指します。

※参照元:
出典「モバイル社会研究所|70代のスマホ所有率さらに増加し8割を超える」
https://www.moba-ken.jp/project/seniors/seniors20240318.html
出典「総務省|令和3年版 情報通信白書|インターネットの利用状況」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242120.html

シニアマーケティングでこんなお悩みを抱えていませんか?

  • シニア層にもアプローチしていきたいが、彼らのライフスタイルやインサイトがつかめない
  • 将来的なシニア人口の増加を見越した戦略を考えたいが、具体的なアプローチ方法が分からない
  • シニア層向けのプロモーションがオフライン施策中心になっており、新たな方法を模索している

令和シニア研究所が考える「令和シニア」の特徴

①デジタルに弱いは思い込み?デジタルデバイスを活用するシニア層

現在、70代のシニア層におけるスマートフォン所有率は8割を超えたという結果が出ています。さらに、シニア層の女性のSNS利用率は、コロナ前に比べて約3倍に増加したとの調査結果もあります。限られた一部のシニア層だけがスマートフォンを活用しているイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、いまスマートフォンを活用する「令和シニア」は多数派であり、私たちの想像を超えて新しい情報を日々取り入れているのです。

②若い精神性・好奇心と、発展途上のデジタルリテラシーの両方に寄り添う

「人生100年時代」という言葉も浸透した昨今、定年後も積極的に働いたり学んだりするシニアの方が増えています。そのような令和シニアは、働きざかりの世代と変わらないアクティブなマインドと、「若々しくいたい」という意識を持っています。
一方で、視力や聴力の低下といった身体的な変化や、今後の健康不安を感じる世代でもあります。また、デジタルデバイスの普及率が向上したとはいえ、まだ使いはじめたばかりでデジタルリテラシーは発展途上だともいえます。そのため、広告ビジュアルでは、直感的に情報が伝わりやすい平易なデザインとユニバーサルデザインに配慮したものが好まれる傾向にあります。

令和シニア白書

令和シニアを中心としたシニア層のインサイトやライフスタイルに関する実態の把握を目的として、全国のシニア層と若年層を対象に「消費行動」や「デジタル接触」などに関する調査を実施し、取りまとめた「令和シニア白書」を発表いたしました。

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