2024年10月2日
株式会社Hakuhodo DY ONE
ニュースリリース
Hakuhodo DY ONE、新規事業の立案から実行までをワンチームで支援するDXコンサルティングサービス「FusiONE(フュージョン)」の提供開始
〜多彩なケイパビリティのチーム組成で新規事業をトータルで支援〜
株式会社Hakuhodo DY ONE(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長:田中雄三 代表取締役社長:小坂洋人、以下 Hakuhodo DY ONE)は、企業の新規事業支援に特化したコンサルティングサービス「FusiONE(フュージョン)」の提供を開始いたします。本サービスにより、新規事業の開発におけるスピード・柔軟性を向上させ、事業をスピーディーに軌道に乗せることが可能です。
これまで企業が新規事業を立ち上げる際、たとえばビジネス検討フェーズはコンサルティングファームに、デジタルテクノロジーの研究フェーズはデジタルスタートアップに、マーケティングフェーズは広告会社というように、各フェーズに応じて企業側がパートナーを選択し、使い分けることが通例でした。
しかし昨今、リーンスタートアップ※1やAIなどの普及により、テクノロジーを活用した新規事業開発におけるサイクルのスピードは、かつてないほど速まってきています。また、アジャイル型※2の事業開発手法が普及するなか、必要な人材はフェーズやテーマによって変化するため、その人材確保が大きな課題となっています。こうした背景から、当社でも新規事業の立案から実行まで、トータル支援を希望される相談をいただくケースが増えてきました。
そこでこのたび当社では、アイディエーションからビジネスプランニング、PoC※3、PoV※4、PoB※5などのテストマーケティング、事業の本格化まで、テクノロジーを活用した新規事業の創造に必要な全過程を一貫して支援するコンサルティングサービス「FusiONE(フュージョン)」の提供を開始しました。
本サービスは、プロジェクトに応じてビジネスコンサルタント、エンジニア、マーケター、プロダクトデザイナーなど最適な専門家チームを当社内で編成するため、迅速・的確な対応が実現するとともに、企業の要望に応じてメンバーを変更することも可能です。本サービスを通じて、クライアント企業は柔軟に反復・改善を繰り返しながら、より市場のニーズに適した新規事業を生み出し、デザイン経営※6の実現を図ることができます。
主なコンサルティング領域について
- サービスアイディエーション
デジタルテクノロジーを活用し、クライアント企業のビジネスを大きく変革しうる新規事業を共創するため、独自のアイディエーションプログラムを通して、AIやWEB3.0※7を活用したビジネスアイデアを探索します。また、一過性のものにとどまらず、新規事業のアイデアが社内から恒常的に生まれる仕組み作りや、そのための人材開発までトータルに支援します。 - マーケットリサーチ
新規事業開発においては、PEST分析※8をはじめとしたマクロ環境調査※9から、ミクロ環境調査※10としての生活者や競合企業の調査に至るまで、幅広い市場調査が必要となります。当社ではビジネスコンサルタント、ストラテジックプランナー、UXデザイナーをはじめとした多様な専門家がチームを組み、フォーカスグループインタビューやプロトタイピングなど、プロジェクトの目的に合わせた最適な手法を組み合わせることが可能です。 - 事業戦略策定
マーケティングにおける豊富な実績や知見を活かし、5~10年のロードマップを策定します。その際、新規事業を軌道に乗せるために必要な直近のプランと、ビジネスインパクトを最大化していく中長期プランという双方向の視点が欠かせません。新しい商品やサービスのターゲットとなる層の受容性を事前調査しながら、より効果的な3ステップの戦略を提案します。 - PoC/PoV/PoB
計画化した事業の実効性、投資対効果、ビジネスモデルとしての実行性を、ビジネスコンサルタント、エンジニア、クリエイター、マーケターなどの混成チームが迅速かつ多角的に検証・評価します。概念、価値、ビジネスの各段階において実証実験をおこない、都度、必要な情報収集・分析を繰り返し、実行性を確かめていきます。 - ビジネスローンチ・グロース
事業戦略が完璧であっても、マーケティング戦略が研ぎ澄まされていないと十分な効果を発揮することはできません。当社はビジネスの価値を市場に伝え、競合との差別化を確固たるものにするマーケティング戦略の立案・実行を伴走支援します。またローンチを経て新たに発見したニーズや可能性をふまえ、マーケティング手法の変更やマーケティングの結果をもとにプロダクト開発を進化させるなど、状況に応じて柔軟にチームを編成し、事業のサステナブルな成長を実現します。
本サービスの特徴
- 新規事業開発において必要とされる右脳要素(発想やプロダクトデザイン)、左脳要素(ロジックや分析)の両面をワンストップで支援
- さまざまな商材に対する知見を活かした、現実的な事業を創造。新規事業をめぐる全工程に伴走し、マーケティングまで見据えた事業構想を実現
- クライアント企業が持続的に新規事業を開発していけるよう、AIをはじめとするデジタル技術習得を支援
今後の展開について
今後は、企業の新規事業開発における課題であった、右脳要素(発想)の左脳要素(ロジック)の統合を叶えるパートナーとして、国内市場での新規事業創造における活性化に貢献してまいります。
「FusiONE (フュージョン) 」の名称に込めた想い
多様な融合を通じて、クライアント企業とともに未来を創造していくという想いを込めています。
- 右脳要素(発想)と左脳要素(ロジック)の融合
- クライアント企業とHakuhodo DY ONEの融合
- あらゆる専門性の融合
- 新規事業と市場の融合
- テクノロジーとビジネスの融合
Hakuhodo DY ONE DXコンサルティング本部について
DXコンサルティング本部ではAI活用推進、CX改革、事業戦略など幅広い領域でのコンサルティング支援を手がけています。そのなかで、AI活用推進においてはユースケースの企画構想・AIエンジニアリング・クリエイティブ等、AI活用プロジェクトにおいて必要となるあらゆる領域をカバレッジする当社サービスの主導役として、さまざまな企業の生成AIによるビジネス変革、オペレーションやマーケティングの改革に取り組んでいます。
※1 リーンスタートアップ:新事業を小さく始め、成功するかどうかを早期に見極めるマネジメント手法。シリコンバレーの起業家であるエリック・リース氏が2008年に提唱。
※2 アジャイル型:大規模な計画や長期的なスケジュールではなく、小さな作業単位で実装とテストのサイクルを回し製品・サービス開発する手法。
※3 PoC:Proof of Conceptの略で、新たなサービスやアイデア、技術などの実現可能性や効果について検証する作業。
※4 PoV:Proof of Valueの略で、新たなサービスやアイデア、技術などが実際にどの程度の価値をもたらすかを検証する作業。
※5 PoB:Proof of Businesの略で、新たなサービスやアイデア、技術などがビジネスとして成立するかを検証する作業。
※6 デザイン経営:【参照】特許庁ホームページ
https://www.jpo.go.jp/introduction/soshiki/design_keiei.html
※7 WEB3.0:ブロックチェーン技術を基盤に暗号資産等のトークンを媒体として価値の共創・保有・交換をおこなう経済。
※8 PEST分析: Politics、Economy、Society、Technologyの頭文字を取ったもので、外部環境を4軸で分析するフレームワーク。
※9 マクロ環境調査:企業の外部環境のうち単独では統制不可能なもの、社会の流れを捉える調査。
※10 ミクロ環境調査:市場の規模や成長性、流通チャネルの構造、顧客動向など企業によって準統制可能なものに対する調査。
以上
会社概要
Hakuhodo DY ONEは、インターネット広告黎明期より培ったデジタル広告の知見とノウハウを活かし、統合的なデジタルマーケティングサービスを提供しています。マーケティング戦略立案力、クリエイティビティ、高度な運用力と技術開発力、媒体社・プラットフォーマーとの強固な関係性を強みとし、国内外のクライアント企業に対して、デジタル起点でのマーケティング戦略やテクノロジー活用を包括的に支援します。今後は博報堂DYグループの「デジタルコア」として、グループ内のナレッジやリソースを集約し、高い専門性と提案力を併せ持つ企業として業界随一のデジタルマーケティング事業会社となることを目指します。
クライアント企業にとって唯一の「ONE」の存在となるため常に挑戦・前進し、事業成長を支援するビジネスパートナーとして伴走することで、クライアント企業の持続的な成長と、企業価値向上に貢献してまいります。
社名 | 株式会社Hakuhodo DY ONE |
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本社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー |
代表者 | 代表取締役会長 田中雄三 代表取締役社長 小坂洋人 |
株主 | 博報堂DYグループ100% |
社員数 | 約3,000名(2024年4月1日時点) |
創立 | 2024年4月1日 |
事業内容 | デジタルマーケティング全般にまつわる企画・コンサルティング・代行事業・投資事業 |
URL | https://www.hakuhodody-one.co.jp |
※デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)と株式会社アイレップは、2024年4月1日に統合し株式会社Hakuhodo DY ONEを設立しました。新会社での統合的な運営を進めるにあたり、当面の間は移行措置としてお取引窓口や役職員の採用等はこれまで通りDACおよびアイレップが変わりなく担います。今後2025年以降に完全な統合を実施する予定です。